勝ちにこだわる

毎年行われる高校野球は、他のスポーツには無い魅力があるのです。何故かというと、学生が汗をながして白熱した試合をしているのですが、どちらのチームも非常に勝ちにこだわっているからです。

高校野球は一つ負けてしまうと、それでもう甲子園での試合が終わってしまいますし、地元に帰らなくてはいけませんので、絶対に負けることは出来ません。そんな思いがテレビからひしひしと伝わってくるのです。野球をしている生徒の目から、情熱が熱く伝わってきますので、見ているこちらも本気になってしまうのです。そこが一番の高校野球の魅力となるのではないでしょうか。

勝ちだけではありませんが、勝たなくては次の試合に進むことが出来ませんし、野球をすることが出来ません。そんな熱い気持ちが伝わってくるのが本当に、見ていて面白いのです。

更に、毎年新しいスターが出てきますし、それぞれの試合にドラマを感じることが出来るのも、非常に魅力的です。他には無い面白さを感じることが出来るのです。

必死なプレイ

夏ともなれば、プロ野球もさることながら、高校野球のシーズンがやってきたなと、多くの野球ファンは感じることでしょう。高校野球の魅力は何と言っても、プロにはない必死さ・きびきびとした動作・礼儀正しさなどが挙げられます。

もちろん、その他にも、スタンドを埋め尽くすその高校の生徒たちや応援団・チアガールなど、学校と地域が一体となって選手を応援します。必死なのはプレイをする選手たちだけでなく、応援する人たちもそれ以上のものがあるのです。

プロの1戦1戦で、いくらファンだと言っても、目に涙をし、あるいは号泣する人など珍しいのではないでしょうか。それが高校野球にはあるのです。その1戦がすべてだから、スタンドも選手も全身全霊を込めてプレイし応援する。だからこそ、言葉では言い表すことのできない魅力がいっぱい詰まっているのです。

会社勤めのお父さんのなかにも、自分の地域の高校だけは応援しようと、社長自らが勤務時間内でもテレビ観戦だけは許しているところがあるようです。それだけの魅力と感動を私たちに与えてくれるのでしょう。必死という姿は、見ている人を勇気づけるだけでなく、希望とやる気、意欲を与えてくれる、エネルギー源なのかもしれません。